今回、施術に来てくださったのは、肩が痛みはじめてはや10年!という40代の女性。
日々激痛…というほどの痛みは超えておられましたが、今でも、肩が疼いて眠れない夜があるとか。
10年も、痛みと共に過ごしてきたなんて、辛すぎる!
そんなお悩みを解消していきましたよ。
全身のバランスを検査した上で、肩をあげる動きを確認しました。
自分であげようとすると上がらないけれど、私が動かすとひっかかりはあるものの上がる。
これってつまり、自分で腕を持ち上げるだけの筋力が弱っているということです。
弱っている筋力をカバーするために、使いすぎた筋肉が痛みを出している状態だとわかりました。
肩のインナーマッスルの筋力が弱っていましたが、同時に、反り腰猫背も抱えておられたので、まずは全身を整えました。
肩が痛くて整体院に来たのに、なぜ脚から施術??
そんな疑問が湧くのも当然です。
が、実は、土台となる骨盤が歪むと、背骨や肩甲骨も歪みます。
その結果として、肩関節の使い方に負担が起きて、肩が痛くなるのです。
だから、当院では、骨盤を歪ませる大きな筋肉である脚から施術した上で、お腹の筋肉を鍛えたり、肩甲骨を動かしたりした上で、実際の肩の痛みにアプローチしていきます。
肩周りには、4つのインナーマッスルが存在します。
これらを総称して、ローテーターカフと言います。
*覚えなくていいですけどね
インナーマッスルとは、骨と骨をつなぐ内側の筋肉です。
インナーマッスルが動きの最初にしっかりと関節を支えた上で、アウターマッスルを使って大きな動きを作り出します。
つまり、インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが大事なのです。
今回のお客さまは、このインナーマッスルが弱っているため、肩を動かそうとするたび、アウターマッスルである上腕に痛みが出たり、動かせなかったりしていたのです。
10年来、悩み続けた肩の動きの悪さと痛みが、一回の施術で変化しました。
インナーマッスルは、「動くスイッチ」を押してあげると、ちゃんと動くようになるのです。
だから、今回は、簡単に結果が出ましたよ。
今後も、日常生活でできる簡単な動きを、ご自宅でのケアとしてお伝えしました。
もちろん、人それぞれ、肩の状態が異なりますので、同じように一回で改善するとは限りません。
特に、肩の痛みは、改善の3ステップがありますので、今、どのステップにいるのかによって、施術も運動療法も異なるのです。
肩の痛みでお悩みでしたら、まずは、ご相談くださいね。
整体院あろまりえ 竹中理恵